児島の祭り
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。
我が地元児島の琴浦地区では毎年、鴻八幡宮例大祭が開催されます。
10台を超えるだんじりが、お宮の急勾配の坂を登るお祭りで、
KCTは一日中生放送してくれたりと、なかなか盛大な行事です。
私はその中の一地区で、だんじりと祭囃子を保存する保存会に属しており、
かれこれ30年近く祭りに携わってきました。
昔はぴーひゃらと笛を吹いて、仲間たちとだんじりを動かしたりしていたのですが、
今では役員の一人として、会の運営をする側に回っていました。怖い。
10/13(日)が例大祭で、今年もだんじりをお宮の境内まで上げてきました。
その宵祭りとして木金土日と1.5tくらいあるだんじりを人力で動かすので、肉体的にはズタズタのボロボロとなるわけです。
だんじりは昔の人の技術や、思いが詰まっています。
綱の巻き方や笹の飾り方にも技が必要です。
子どもたちが演奏する。祭囃子も口伝で伝わってきたものです。
それを長く続けることで、身に着けていくのですが、
役員となってからは、それを教えたり、継承していくことを考えるようになりました。
以前は、教わってできるようになるだけでよかったのですが、
この会が成り立つためにはそういった技術や音楽を次の世代に伝えていかないと、
今は良くても存続ができないという事態になる。
教わってしまった、身に着けてしまったからこそ、生まれる責任がある。
もちろんそれに気が付かず離れていく人がほとんどですが、
同じ思いを持つ人が集まれば、その熱量はすさまじい。
子どもから大人に変わったなと自覚した瞬間でした。
みなさんも、地域行事は面倒くさいでしょうが、
参加することで得られるものは多くあると思います。
たまには参加してみてはいかがでしょうか。
とりあえず声は枯れ、主に全身が痛くても、祭りは尊い。
氏名:SS