容姿の変化への指摘に纏わる私的考察
今日から４月ということで、先日眼鏡を新調してきました。
３月まで丸眼鏡を着用していたのですが、身の回りの人の圧倒的な丸眼鏡率※に気が付き、長方形に変えました。
※先日焼肉に行ったのですが6人中5人が丸眼鏡でした。これでは丸眼鏡同好会と言われても否定できません。
というわけで、本日は長方形眼鏡をかけて出社したのですが、早速洞察力の鋭いお二人の方から
「眼鏡変えた？」
とご指摘をいただきました。
「ええ、まあ安物でございますが」
とへらへらと受け答えをしながらも、胸中では別のことを考えておりました。
（・・・髪も切ったんだけどな）
４月ということもあり、心機一転、眼鏡ばかりでは飽き足らず、髪も切りにいったわけでありますが、
こればかりは先述の有識者のお二人にも見抜けなかったようであります。
私は元より、容姿の変化について間違った指摘をされることが多々あります。
太ったのに「痩せた？」とか痩せたのに「太った？」とか。
これについては、顔のむくみや体調なんかで見え方が変わる可能性もあるので何とも言えませんが、
もっとひどいのは髪を切ってないのに「髪切った？」と言われることがあります。
（・・・いや、むしろ伸びてるんだけどな）
別に間違った指摘をされて腹を立てるということはありませんが、心地良いものではありません。
ですから、私が人の容姿の変化に気が付いたときには、変化を指摘したい気持ちをぐっと堪えて下記の3点を考えます。
①本当に変化したのだろうか？
②その変化は本人にとって好ましいことなのか？
③それを「私に」指摘されることは喜ばれることだろうか？
①はそもそも間違った指摘をしてしまうと失礼に当たる可能性があるので、よくよく考えてみるべきですよね。
②に関しては、例えば「太った？」と聞かれて嬉しい人はいないですよね。合ってても間違っていてもダメです。
実際、先日「太った？」と言われて体重計に乗ってみたら、案の定太っていて顔を顰めました。
③は②に近いんですが、ちょっとだけ違います。
容姿の変化を指摘される相手が誰であるかも重要です。
例えば、若い女性が香水を変えたことについて女性の友人から指摘されることには好意的かもしれませんが、
年上の男性から指摘されると不快に受け取るかもしれません。
上記の３点を踏まえて、誰かの容姿が変わった場合には相手のことをよく観察し、
①～③までのチェック項目をクリアした場合にのみ、容姿の変化を指摘するようにしています。
と、ここまで容姿の変化を指摘する際の注意点について考えてきましたが、ここからは実践編です。
この春の私のイメージチェンジに対する指摘の正解について考えてみましょう。
A.眼鏡について
①変化している
②好ましい変化
③誰に指摘されても嬉しい
B.髪型
①変化している
②良い変化かどうかまだ判断しかねている
③場合によっては不快になりえる
C.体重の増減
①増えている
②言うまでもなく悪い変化
③誰に言われても不快である
④改善に向けて取り組んでいるところなので触れないで欲しい
となりますので、
正解は
「眼鏡変えた？」
と導き出されます。
だらだらと長い解説をしてきましたが、
結果的には有識者のお二人の指摘がドンピシャで正解ということになります。
というわけで、
私を見かけた際には「眼鏡変えた？」とお声掛けください。
Y.S
