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トリミング

青春のX68k

皆さんはX68000というパソコンをご存じでしょうか。
シャープが1987年に発売したもので、36年前のものになります。

当時パソコンオタクだった私はお年玉貯金と高校1年間のバイト代をすべて突っ込んで購入しました。
購入後も関連書籍やソフトを買いあさり、同じパソコンを趣味に持つ友人たちと日々楽しい時を過ごしました。

しかし大学進学を機に徐々に興味が他のことに向くようになり、アパートの隅で眠っていたX68000を実家へ送って
すっかり存在自体を忘れていました。

時は流れ昨年になって『瑞起』という会社がX68000エミュレーター発売に向けクラウドファンディングを行っているという
記事を目にしました。
30年以上前のパソコンが未だに人気があるのも驚きでしたが、当時を思い出し懐かしくもありました。
5月になりGWに実家へ家族で帰省した際、ふと思い出して家探しをしてみたところ以前使っていたX68000が
まだ残っていました。

残念ながらディスプレイは捨てられていましたが、それ以外は外箱を含めすべて捨てられずに残っていました。

動くかな~
軽く分解清掃をして、コンセントにケーブルをつなぐと・・・、通電してランプが点灯しました!!!
これ以上は動いたとしてもディスプレイがなくて確認できないし、古いパソコンでは中にある
コンデンサが経年劣化で液漏れを起こしていることが多くあるみたいでショートの危険があり諦めました。

スペックでは今のパソコンが何倍も性能がよくなっていますし、今までもなくて困らなかったのですが
それでもこのまま朽ちていくのがなんだか申し訳なく、何とかしたいと思いメンテナンスすることにしました。

専門業者に出す事もできますが、予算の都合と私の手で復活させたい!!って事で情報収集と部品集めを始めました。

ネットで回路図や部品の品番を調べたり部品購入していましたが、こごて大問題が。

ディスプレイがない!!
当時の純正稼働品は中古でも10万オーバーで予算的に無理。
液晶モニターで使えそうなものも生産中止か中古流通ほぼなしの上、予算オーバー。

せっかく本体が動くようになったとしてもモニターがなければ何もできない。
悩んだ末、ディスプレイは出会いが訪れるまで一旦保留し本体のメンテナンスのみ
進めることにしました。

帰宅後少しずつ分解・交換・清掃を行っていますが、慣れないこととネコたちの妨害もあり
まだまだ時間がかかりそうです。

家族からはそんな古いパソコン今更直してどうするんと当初は言われてましたが
今ではコーヒーを差し入れしてくれたり、ネットの情報を教えてくれたりと応援してくれるようになりました。

期限もなく、必ず動くようにしなければならないこともないので、納得がいくまでやるだけですが
青春時代を思い出せ、今を見つめなおせる良いきっかけとなったと思います。

K.F






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