六さん
ここ1年 会社まで歩いて行っている
それまでは自転車
「大した距離でもないのに」と妻
まったくその通りである
なにより健康のためではあるが
会社の駐輪場も手狭に感じてたのもあり
満を持しての歩き通勤
・ ・ ・ ・
通勤時 同じ時間に反対方向からやってくる男性
歳のころ推定50代
名前も知らないただの通りすがりではあるが
毎朝すれ違うので勝手に『六さん』と呼んでいる
もちろん直接呼びかけたことはない 心のなかで思うだけ
ただすれ違うだけであるがお互い自転車
それがある日から私は徒歩になった
しばらく『六さん』は自転車のままではあったが
いつの間にか彼も徒歩に
そしてお互い歩いてすれ違うようになった
おそらくは いやたぶん私の影響を受けているに違いない
健康に配慮して少しでも運動を行うべきと思ったんだろう
名前も知らなければ挨拶もしない目すら合わせないけれど
おそらく同世代 きっと『六さん』も同じ思いのハズ
彼も徒歩で通勤する中年期を
わずらわしくも楽しんでいるのだろうかと
しみじみ思う今日この頃
Jakeおの
[追伸]:昼はあったかくなりましたが 朝晩はまだひんやりしますね