青春
先月、今まで買い集めてきた漫画たちとお別れをしました。
今回は第二弾の片付けだったのですが、ついに本棚も撤去し段ボール一箱分だけを手元に残しました。
そのうち今回手放しきれなかった、思い出深いひと作品を紹介させていただきます。
作品:『あひるの空』
身長149cmと小柄ながら強いバスケへの情熱を持った主人公がバスケ部に入部したことをきっかけに物語が動き始めます。
試合の描写も迫力があり、熱いスポーツ漫画、ときにはコミカルなギャグ要素も、そしてヒューマンストーリーでもあります。
不良達の巣窟になっていた弱小部が主人公の働きかけで変わっていく姿や、
部活動や学生時代を思い出し共感できる場面も多くリアルな描写も魅力かと思います。
またキャラクターひとりひとりの人生背景やそれぞれの立場・視点から描かれた葛藤や想いに読んでいてとても心動かされます。
あひるの空との出会いは小学生のころ、兄が買っていた漫画の中にあり読んだことがきっかけです。
中学に上がり競技は違いましたが、バドミントン部に入部し活動していく中で
あひるの空からたくさんの刺激やこころに響く言葉と出会い青春時代がよみがえる思い出深い作品です。
※一部ネタバレ(作中のフレーズ等)が含まれますので、ご注意ください。
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作中のひとフレーズで当時心に刺さり、今も残っている言葉があります。
「走らされるな」
キャラクターとしては主人公たちの学校と練習試合をする対戦校の部員が練習時に心の中でいっていたことばです。
「これは誰の足だ 俺の足だ 誰の意思で動く?俺の意思だ 走らされるな」
そしてその後で監督からのセリフがりました。
「私の仕事はこのチームを強くすること そしてこれは゛強要゛じゃない
この世界にはね『やらされている』なんて言葉はないんだよ どんなにキツイ練習だろうが
どんなに理不尽な要求だろが 最後に決断して動くのは自分自身さね 決断するということは自らに責を課すという事 他人のせいにするな!!!」
厳しくドキッとする言葉でもありますが、改めてとらえ方ひとつで180度変わるなと思いました。
読み返しても心に刺さり、いろいろ考えさせられました。
当時この言葉を胸に、毎日の走り込みを頑張りましたが…結局辛く好きにはなり切れませんでした(笑)
原作は現在50巻とまだ続いており、
何年か前にアニメ化もされましたのでご興味のある方はぜひご覧ください。
あひるの空だけで50巻あったので、段ボールをほぼ埋め尽くしましたが
他にはあと「3月のライオン」と「バイオレンスアクション」を手元に残しました。
今回書ききれませんでした、どちらもおススメの作品ですのでこちらもご興味ありましたらぜひ。
S.U