お探し物は・・・
約1年ぶりのブログ担当ですが、今回も自身が最近読んだ小説の
紹介です。
「お探し物は図書室まで」青山美智子(著)
5章で構成された連作短編集。
それぞれ異なる事情(悩み・不安)を持った5人の主人公。
町の小さな図書室の司書が選書してくれた本(と付録)を
通じて考え・行動し、探していたものを見つける物語。
とある章での司書の言葉
「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは
あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」
がとても印象的でした。
連作短編ならではの各章とのつながりも楽しめるし、読後に
気持ちが やわらかく・あたたかく・あかるくなる1冊。
気になる人はチェックしてみてください。
ポプラ社HP
H.K