抗えぬ
最近めっぽう冷え込みますね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は「まだ12月初めなのにこんなに寒いなんて…」って毎年言ってる気がしますし、
「過去の私はどうやってこの寒さを凌いできたのか」と毎年疑問です。
ルーティンですね。
そんなこんなで毎朝寒すぎて
顔を洗うのにもちょっぴり勇気が必要な毎日なのですが、
洗面台の前に立つとき私には無意識にやってしまう癖があります。
洗面台の前に立つときだけ、
足の裏を完全に床につけずに内側に向くようにして立ってしまうんです。
キッチンに立つときも、玄関に立つときも、もちろんふつうに立つときも、
足の裏を床につけてなんの捻りもなく立っている…はずなのですが、
なぜか洗面台の前に立つときだけ、足の裏が床につかないように立ってしまいます。
完全に無意識で。本能的に。
あるときふいに、自分のその癖に気づいて母に話したら、
母曰く「それ父さんもやってるよ」と。
…私は常日頃から、あらゆるシーンで父との血の繋がりを感じていたのですが、
まさかそんなところまで……???
しばらく父の動向を観察していると…発見してしまいました。
洗面台に立つ父の足の裏が、しっかり内側に向いていることを。
あまりにも強すぎじゃないですか、DNA。
DNA鑑定などはしたことがないですが、絶対自分はこの人の子だと言い切れます。
ちなみに、なぜそんな立ち方をするのかと父に尋ねたところ、
「床が冷たいから」だそうで、ちゃんと理由がありました。
父が意識的にやっていることが、
子どもの私の無意識の行動に刷り込まれているように思えてしまいます。
もしや進化ってこういう風に進んでいくのでしょうか。
なんとなくロマンがある気がしますね。
でも、そんなところまで似るのなら、
身長も遺伝して欲しかったなあ…と
ないものねだりをしてしまうのでした。
M.K