さんぽ。
最近『さんぽ』にハマっている。
山を、歩く、で『山歩』。
けっして登山ではない。
あくまで『さんぽ』。
まだ残暑厳しいので、
早起きして、歩く。
『さんぽ』なので、
うちの近所『福山』を歩く。
我が母校の校歌にも歌われている。
『友と指さす 福山の
峰に輝く 白き雲
未来の幻 麗しく
描く心に 似たらずや
青陵 青陵 我らが学び舎に
長き栄えあれ 光あれ』
この『福山』。
倉敷の人間だと、
安養寺の山、
といった方が分かりやすいか。
そう、その『福山』。
標高302mなので、
安養寺の駐車場から40分で
頂上へ。
倉敷、岡山、総社、船穂、
全部みえちゃう。
しかし、
侮ることなかれ。
中々に面白い山なのである。
頂上は太平記の湊川決戦にもかかわる
福山城址があり、
土塁など名残が今でも残る。
北側には幸山城跡もあり、
この2つの山城跡を辿る道を、
幸福の道と、言うとか言わないとか。
他にも、
ロッククライミング気分を
味わえる岩場あり、
川口浩探検隊気分を
味わえるジャングルあり、
1234段の階段あり、
巨石に掘られた仏様
摩崖仏あり、
中々に味わい深い山である。
そんな『山歩』で、
山頂でご飯を食べ、
珈琲を淹れ、
無になる瞬間がたまらなく好きだ。
たとえ、
おじいちゃんに坂道で追い抜かれても、
僕はこの『山歩』を
週末の楽しみに、
また『さんぽ』する。
N.I