土曜参観日
先日、小学2年生の娘の土曜参観日に行ってきました。
朝から昼までの時間帯だったのですが、前半部分はちょっと変わった授業参観でした。
それは、子どもたちが構えたお店を回ってゲームをするというものだったのです。
じつは、参観日の翌週に1年生たちを自分達の教室に招いて遊んでもらう、という
イベントがあり、お店はそのためのものに作られたものなのです。
そしてこの参観日の前半は、イベント本番に向けてのリハーサルとしての位置づけで
大人たちには模擬客になってほしいとの事でした。
教室と広い廊下に、10店舗ほどのお店が構えられました。どの店も空き箱や牛乳パック、
ラップの芯などの廃材から工作した、手作りのゲームを展開しています。
まずはやはり我が娘のお店から。娘の店舗は、牛乳パックで作ったパッチンカエル
(裏返して置くとゴムでカエルの様に跳ねるおもちゃ)を跳ばして、落ちた穴に
よって点数が決まるというゲームでした。ちなみに穴はダンボールの箱に空けてあり、その箱を
左右に動かすのが娘の担当でした。
いざやってみるとパッチンは上には跳べど、前にはあまり跳ばず、3回中、1回しか的に跳びませんでした。
とりあえず娘には、もっと前に跳ぶ様にした方がいいんじゃない?とアドバイスし、
ごほうびのアミダくじをやらせてもらって娘の店は終了。
せっかくなので他の店も見て回り、1店舗以外は回ることが出来ました。玉をころがす系のゲームが
多かったですが、それぞれに特徴(オリンピックを取り入れたもの、広い廊下の横幅を目一杯に使った
大スケールのもの等)があり、楽しませてもらいました。得点なんかも1点、10点から始まって、
10000点、果ては桁が分からない位の数字になっていて、いかにも小学生男子という感じで
微笑ましかったです。
それらの作品から感じられたのは、子どもたちの純粋な制作意欲。
どの作品からも「こうやったらおもしろいんじゃない?」を思いつくままに乗せていったんだろうなぁ、
というのが感じられました。
デザインを洗練させるには足し算だけでなく引き算も必要で、オフィスデザイナーとして普段
その様に考えていますが、足し算だけで作られた作品たちに触れて、初心を思い出す様な、
思わぬ新鮮な刺激をもらう事ができた土曜参観日でした。
S.Y