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トリミング

保命酒

厚生労働省によると今春の新入社員は約74万6千人だそうですが、

昨日、我社にも11名新たに入社しました。

とても初々しく緊張感ある挨拶に新鮮さを感じるとともに、

毎年この日は「初心を忘れてはいけない」と改めて思う日でもありました。

 

さて、話は変わりまして最近はまっている事の一つに

坂本竜馬も飲んだ?かもしれない鞆の浦の「保命酒」についてお話をします。

 

「保命酒」は江戸時代初め頃(約350年前)から続く和製リキュールです。

製造メーカーにより薬種が少し異なるようですが本みりん若しくは原酒に、

高麗人参、桂皮(シナモン)、陳皮(みかんの皮)、菊花、やまの芋、甘草、サフラン、丁子(クローブ)など

約16種の薬種を漬け込んでゆっくりと成分を浸出させたものです。

アルコール度数は14.5~15度で、このアルコールにより薬味成分が

体内に早く吸収され、医薬品ではありませんが紅茶やお湯割りで飲むと体が温まり、

オンザロック、炭酸割り、ウーロン茶などで飲むと夏バテ予防なるといわれています。

その他、疲労、冷え症、かすみ目などにも効用があるそうです。

 

以前より健康に良いということで父が買ってきたのですが、

正直好みの味でない為、たまにしか飲んでいませんでした。

なかなか減らないボトルを見かねた父が、ワイン好きの私の為に

ワイン1:保命酒1:お湯1で飲みやすく作ってくれました。

正直抵抗があったのですがこれが意外に飲めました!

薬種なので即効性はありませんが、

気が付けばこの冬はインフルエンザが会社でも流行しましたが風邪をひかなかったのは

このおかげもあるのかも?しれません・・・

 

もともと、「保命酒」は福山藩の幕府への献上品で、諸大名間の贈答用に使われていたそうです。

黒船ペリー来航の際には、幕府がペリー提督や初代領事ハリスらに幕府接待酒として「保命酒」を

使用し好評であったことが記録に残っていたり、平賀源内が好んで飲んだり、

坂本竜馬はいろは丸が鞆の浦付近で沈没したときに、

福澤諭吉は手土産に買ったりと有名人も飲んでいたようです。

 

即効性はありませんがじわじわ~っときます

よろしければお試しくださいませ

 

y.n


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