梵天丸もかくありたい
このフレーズを聞いて、ピンと来る方はいますでしょうか?
これだけでお分かりになる方はかなりの強者だと思います。
この言葉は、今から28年前に放送されたNHK大河ドラマ【独眼竜政宗】というテレビドラマの中で
幼少の頃の伊達政宗(幼名:梵天丸)が発した言葉なのです。
当時、中学生だった私は、歴史物には全く興味も無かったのですが、
このドラマを見て以来、無類の歴史好きになってしまいました。
伊達政宗は奥州仙台藩62万石を一代で築いた戦国大名です。
有名な戦国大名は数多くいますが、
伊達政宗はとにかく、その人生が激動そのもの!!
主演の渡辺謙さんの好演技もあり、
子供ながらに強烈な印象を植えけ付けられました。
ストーリーを簡単に申しますと・・・・
◆幼少時に病気かかり、片目を失明。それ以来、母と疎遠になってしまう。
◆敵に捕らわれの父を自らの指示で手にかけてしまう。
◆実の母に毒殺されそうになる。
◆時の天下人である豊臣秀吉・徳川家康とも渡りあい、
己の知恵と才覚で奥州仙台藩62万石の初代藩主として戦国の世を生き抜く。
悲しい出来事が多いように思えますが、当然それだけではありません。
父・母・弟との葛藤や愛情、家臣との絆、敵方との知略・武力の鬩ぎ合い等々
見所は言い尽くせないぐらい存在します!!
現在、BSプレミアムで絶賛再放送中ですので、ご興味のある方はぜひ一度ご視聴ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すいません、後、数回で最終回を迎えます。
最後に、伊達政宗の最も有名な言葉を!!
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馬上少年過ぐ
世平らかにして白髪多し
残躯天の赦す所
楽しまずんば是いかん
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意味は諸説ありますが、私はこのようにとらえています。
【 若い頃は戦ばかりしていたが、今は太平の世になり、
私も老いて白髪も増えてきた。
命があるのは、神様の許すところ。
良い事もそうでない事もたくさんあるが、
命ある事に感謝して、今を楽しまないでどうする 】
先人の言葉には深い重みがあります。
少しでも自分自身の人生に透過させていきます。
H・M
※余談ですが、映画【スターウォーズ】に登場するダースベイダーの
兜は伊達政宗の三日月の兜をモチーフにデザインされたそうです。
かなりお洒落な兜ですので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧下さい。