豹変
先日、久々にタクシーを利用する機会があり
以前にあった出来事を思い出しました。
それは大変お世話になっていたお客様が転勤されることとなり
K部長と一緒に岡山市内での送別会に参加した時のことです。
終電までには帰るつもりが、盛り上がり
私達だけ先に帰るに帰れず。 結局終電 OUT・・・
タクシーを利用しました。
金額の交渉は乗り込む前であれば・・・と前に聞いた事があったので
「少し遠いですが真備経由で鴨方まで」と伝え
駄目もとで破格の金額で交渉。
すると・・・最初は少し悩んでいましたが、
「今回はそれで行かせてもらいます」の返事。
交渉成立 ラッキー!
車中、本当に良いタクシーにめぐり合えたなーと思いつつ
最初の目的地の真備へ到着。
K部長を降ろしていざ鴨方へ。
しかし矢掛に差し掛かる頃になると
だんだんと運転手の口数が少なくなり
やがて沈黙・・・ ずーっと沈黙・・・
そしてようやく山を越えてわが町に入ったところで 急に路肩に停車。
「エッ! 何?」と思った瞬間、運転手が
「もー限界です。たしかにこの金額でOKと言いましたけど
こんなに遠いとは思わなかった。これ以上は走れません。
降りてください。」
いきなり豹変!
すったもんだやり取りをかわしましたが、平行線。
降りてくれの一点張り。
そこから歩いて帰れる距離でもなく、
夜中の2時は回っており 朝早くから予定もある。
とにかく早く寝たい・・・
本当に埒が明かないので、私から
「わかった あとこれだけ上乗せするんで、近くまでお願いしたい」と
伝えると ようやく車を発車・・・
走りを再開した車中
運転手も我にかえったのか
「言い過ぎて本当に申し訳ございませんでした。」 と
謝ってこられました。
酔いも吹き飛ぶような 本当に疲れた真夜中の出来事でした・・・
私も日々の営業の中で、
大小かかわらず様々なジャッジをしています。
自分の言動には責任をもちます。
H.K