御嶽山 噴火
戦後最悪の火山災害となり、甚大な被害を出してしまった御嶽山噴火・・・
岡山からは遠く離れていますが、私には他人事に思えませんでした。。。
実は、わたくし、ちょうど一年前の9月末に御嶽山登山をしています。
ニュースなどで皆様ご存知だとは思いますが
御嶽山とは
長野県と岐阜県の県境にある標高3,067mの独立峰です。
3,000m級と聞くと、大変そうに思えるかもしれませんが、
御嶽山は登山道を選べば、7合目辺りまでロープウェイで上がれますし、
登山途中にも山小屋が結構あるので、天候が急変した時でも
避難が出来ると思い、御嶽山に登ることに決めました。
その時の事を思い出してみても、私は、ほぼ噴火の危険を考えてはいませんでした。
私が気にしていたのは、「高山病」でした。
2,000mを超えると、「高山病」になる心配があります。
3,000m級の富士登山での高山病はよく耳にします。
体力に、さほど自身がない私は
「高山病」についてだけは、しっかりと下調べをし、
イメージトレーニングを済ませ、御嶽山への登山をおこなったのです
しかし、自然はそれほど 甘くありませんでした。
気をつけていたつもりが
頭痛と吐き気が・・・
まさか、これが噂の高山病
死にそうな思いで、山小屋までの道を
歩きました。
こう思いながら
あぁ、もう歩けない・・・
それでも何とか、9合目辺りの山小屋に到着し、
その日は、頭痛と吐き気が治らないまま
眠りにつきました。
早朝
目が覚めると、頭痛も吐き気も治まっていました。
高所順応したようです。
その時は、天候にも恵まれ、
素晴らしいご来光を拝めました。
それはそれは感動的でした!!
そして
今年の9月27日
その日も秋晴れの良い天気だったようです。
きっと、多くの登山客が、山頂付近で登山を楽しんでいたと思います。
そんな時の、まさかの噴火・・・
昨年の私もそうでしたが、ほとんどの登山客が、
噴火に対する装備や、心構えをしていなかったと思います。
昨年、登山をした私は、運が良かっただけかもしれません。。。
いえ、本当は、「運が良かった・・・」と安心するのではなくて、
やはり、自己防衛が大切だと思いました。
広島での土砂災害や、今回の噴火・・・
逃れられない自然災害もあるかもしれません。
でも、少しでも危険があるとわかっていれば、最低でも自分で自分の身を守れるような
装備を準備しておく事や心構えが必要だと痛感しました。
R.O